フィラリア症とは



フィラリア症とは、みなさんもよくご存じのように、フィラリアという『そうめん』のような太さ1ミリ長さ20センチほどの寄生虫が心臓の内部に寄生することです。
フィラリアはどこから感染してくるかというと、すでにフィラリア症に感染している犬の血液を吸った蚊が、まだ感染していない犬の血液を吸うときに、蚊の針を通してフィラリアの幼虫が感染するのです。
現在都市部では、予防もかなりの割合で浸透しているので、昔のようなフィラリア感染症は診られなくなりましたが、それでもまだ時々フィラリアの犬を診ますので、やはりまだフィラリアの予防は大事でしょう。
フィラリアに感染しても、多くはすぐには症状が出てきません。
長い年月をかけて徐々に症状が悪化していきます。
最初は軽い咳が出るだけですが、次第にその咳もひどくなり、異常に気づいたときにはかなり症状が悪化しているのです。
フィラリアが心臓に寄生すると、心臓が障害を受けるだけではなく、肝臓・腎臓など他の臓器も障害を受け、非常に悲惨な最期を迎えてしまいます。
中には、突然赤色の尿をしたり、激しい呼吸困難を起こしたり、激しい症状起こして犬が急死してしまう場合もあります。
これは『ベナケバシンドローム』といわれ、フィラリアが心臓の中で弁に詰まってしまうのが原因です。





フィラリアの重度感染症
の心臓内部です。
この白く細いのがフィラリアです。

フィラリアの重度感染症
の心臓内部です。
この白く細いのがフィラリアです。